多種多様な業種の案件を対応するなど実績豊富な黒澤先生。そんな先生に特徴や今後の展望などインタビューさせていただいた。
主著・執筆
「Q&Aでわかる民事執行の実務」(日本法令)共著(2013年2月)
「解雇事例をめぐる弁護士業務ガイド」(三協法規)共著(2013年8月))
「離婚・離縁事件実務マニュアル」(第3版)(ぎょうせい)共著(2015年2月)
「新版ガイドブック弁護士報酬」(商事法務)共著(2015年11月)
「遺産分割実務マニュアル」(第3版)(ぎょうせい)共著(2016年2月)
講演・セミナー実績多数
所属弁護士会:東京弁護士会
先生が弁護士を志した理由は?
私は東京都の西多摩郡瑞穂町の出身なのですが、弁護士が全くと言っていいほどいない地域でした。だからといって、法律問題がないわけではありません。
こういう時、法律に照らし合わせたらどうなんだろうと思いながらも誰にも相談できない環境でした。
その後、法学部に進学できたので、それなら弁護士になって身近に弁護士がいない人たちの相談に乗れるようにしようと思ったのが最初のきっかけですね。
法律事務所DeRTA の特徴って?
どんなご相談でも真剣に話を聞く点が強みです。
他の弁護士事務所で相談をされてから、当事務所にまわって来た人の話を聞くと、相談したいのに話を遮られてしまったり、弁護士側の意見ばかりを述べられてしまったりして話を聞いてもらえなかったという方がよくいらっしゃいます。私は話を聞いている中で解決のためのヒントが得られると考えていますので、話を聞くことを1番重要視しています。また、緊張されて来られる方も多いので話やすい雰囲気を作ることを意識しています。
当事務所は、総合事務所と言っていいほど多種多様な案件に対応しており、顧問会社だけでも150以上あります。業種はIT系から商社、漬物屋、相撲部屋など多岐にわたります。多種多様な業種に対して相談に乗ってきましたので、どんな案件に対しても、きちんと問題にあった解決策を提示することができます。
相談内容としては、この場所柄、企業関係が多いですね。新しいことをやっていくにあたってどういった契約書を作ったらいいのか、利用規約を作ったらいいのか、法律と照らし合わせた場合にどういった点に気を付けるべきか、先を見据えたアドバイスをしています。
離婚問題は、法律というよりは私情が絡むので、あまりやりたがらない弁護士の先生もいらっしゃいますが、しっかりと話を聞くという私の強みが生きてきますので、注力しています。
今後の弁護士業界とその中での先生の展望について教えてください。
これまではどの分野でも幅広くやる弁護士が多かったですが、弁護士が増えてきていますので、今後は弁護士が専門分野に特化していく可能性はあると思います。
その中で、私は、話を聞ける点と多種多様な業種を経験している点で、各専門家の橋渡しみたいなことができればと考えています。まず私が窓口となって話を聞き、適切な専門家に対応していただくといったやり方ですね。また、新しいことを始めようとしている方々が好きなので、積極的にスタートアップの会社と関わっていきたいなと考えています。